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大吟醸

Author:大吟醸
PBMのブランクは5年くらい…遠ざかりすぎです。
空気の読めない子ですがどうぞよろしくお願い致します。

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クリスマスだし…ね

クリスマスくらいリア充な妄想してもいいよね!?
というわけでこれはプラリアではなく、クリスマスにかこつけたでっち上げ妄想なのです。
Xmas.jpg
セバスツィアーノさんの平伊さんがクリスマスプレゼントを下さったのです!!
だから便乗してアーリ視点で平伊さんのリアを二次創作!
その上で絶対やらないことをさせてみたっていいじゃない、クリスマスだもの!

本当になるかどうかは、私の頑張り次第ってことで。
+++++++++++++++++++++++++++

12月25日。
自分には全く関係のない日だとずっとずっと思っていたのに。


待ち合わせは八時半。
今は―――八時五分、幸い突発的な事件も起こらずに無事スタジオを出ることが出来た。
そこからわき目も振らずに目的地へと向かった。彼の性格からいって律儀に早めに来るだろうから。
…けれどそれは言い訳。本当は私のほうが早く会いたかったのだ。

案の定、彼……セバスツィアーノはすでに来ていて、大きく煌びやかなクリスマスツリーの元で……複数の女性に囲まれていた。
彼が美形であることは認める。女性が寄りたくなるような、優しそうな雰囲気が魅力的であることも。
だけど。
そのうちの一人が彼の腕を強引に引っ張っていこうとするから。いたたまれなくなって声を荒げた。

「待たせた……わよね?」

私が現れたことで女性達は逃げるように居なくなった。
彼は……気まずいというよりも当惑した様子で街の雑踏に目を泳がせている。

―――私だって有り体に言ってしまえば恋愛経験など皆無だというのに。
彼の顔をこちらに向かせたまでは良かったけれど、なんて声をかければいいのかわからない。

だから私の常套手段でカマをかけるように切り出した。
もっと素直に優しい言葉をかけられればとは思うのだけれど―――。
セバスはそれを知ってか知らずか、これに引っかかってくれる。
そしていつも最後には同じ言葉が繰り返される。

「馬鹿ね」
「知ってる」



彼の知人が経営しているというレストランで食事をした。
規模は小さいけれど木の柔らかい感じとシックな佇まいでお洒落ないいお店だと思う。
私のアナウンサーという目立つ職業柄を気にして、彼が気を使ってくれたのだろう。彼はいつでも私のことを気にかけてくれている……と言ってしまうのは私の自惚れだろうか。

そう思うのは、きっと彼から贈られた指輪のおかげもあるのかも知れない。
戸惑いはあったけれど、私は確かに指輪を受け取った。
本当に幸せすぎて、いっそ時が止まってしまえばいいとさえ思った。


帰り道。
仕事でロクに買物もできずにプレゼントを用意できなかったことを後悔する。
彼の気持ちに何か応えたいとは思うのだけれど……。

「セバス……」
「ん?」
「首……寒そうだから……半分……巻いたら?」
「え……あ……いいのかい?」

兄に怯えている私の、些細な勇気を感じ取ってくれたのだろう。
セバスは私のつまらない申し出に応じてくれた。
マフラーを半分、首に回し……そして、もう一歩勇気を振り絞って―――

彼の顔をたぐり寄せて口づけをした。

顔が火照っているのが自分でもわかる。
けれど指輪を受け取ったとき私は決めた。弟も、セバスツィアーノも守る、と。
もう兄との現実から逃げない、と。

男性に恐怖を抱いていたことがまるで嘘のように。
目を見開いて未だ信じられないという表情のセバスにその言葉を紡いでいた。

「貴方が……好き」
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